こんにちは、HSS型HSPのあおいです。
HSPの悩みとして多くあるのが【人間関係】ですよね。相手の感情を深読みしてしまったり、相手の些細な言葉を引きずって落ち込みやすいのが特徴です。
今回は、その中でも「同じ幼稚園に通うママさん」との関係で悩んだ過去をご紹介します。
「全員に好かれたい」「自分をよく見せたい」と思ってしまうHSS型(外交的)のHSPである私だからこそ悩んでしまった出来事です。
この記事を読むと、こんなことがわかります!
- HSPが原因で起こった、ママさんとの苦い思い出
- そこから学んだ人間関係で悩んだ時の考え方5つ
ママさんとの出会い・苦い思い出|経緯
その方は、長男と同じ幼稚園に通うママさんです。お互い自転車送迎をしているため毎日顔を合わす仲でした。
ある日、自転車置き場で会った時にこちらから挨拶をしたことがあったのですが、会釈のみで超そっけない顔をされたんです。
※私はHSS型HSPなので誰にでも積極的に話しかけ、自分をよく見せたいという気持ちが働いてしまいます。
その瞬間、私の中のHSPが発動し、
- え、私何かしちゃったっけ?
- もしかしたら、声かけるタイミングが悪かった?
- たまたま体調悪かった?
- あ~どうしよ…
などと考え始めてしまいました。もしかしたら「私の思い込みかもしれない」と思い、次に会った時もできるだけ感じよく挨拶をしていたのですが、相手は相変わらず不愛想…。
さらにその方、自分が仲が良いママさんとはとても楽しそうに話しているんです。私が稀にその輪に入ることもありましたが、1回も目を見て話しはしてくれませんでした。
HSS型のHSPの私は、積極的に話しかけたい一面があるものの、思った反応と違うととても落ち込んでしまうのです。
こういった状況がなんと、息子が年少の期間ずっと続きました…。
落ち込んだ時の対処法
このような経緯があり、私は落ち込んだ時にどう気持ちを保てばいいかを真剣に考えました。その中で自分に合っていた考え方を5つご紹介します。
1:2:7の法則
1つめは1:2:7の法則を意識しました。これは、自分と相手における人間関係の比率です。
私の周りに10人の人がいたら、
1人は、私のことを悪く思う人
2人は、私のことを好いてくれる人
残りの7人は、私のことをとくになんとも思っていない人
この1人が今回のママさんなのかなと思う様にしたのです。
これは、アドラー心理学に基づいた本である『嫌われる勇気』という本から抜粋された内容で、ユダヤ教の教えの一つとされています。
私の周りに10人いたら、そのうちの1人は私のことが嫌い。私が相手に何かをしたのではなく、人間関係の法則によるものだということを強く意識するようにしました。
私は基本的に「みんなに好かれたい」と思ってしまう傾向があるので、この考え方を知っておくだけで自分とそのママさんとの人間関係を客観的に捉えることができました。
知っているのと知らないのでは、気持ちの持ちようが変わってきます…
参考にした本
1:2:7の法則は、『嫌われる勇気』と『ストレスフリー超大全』の2冊を参考にしました。
嫌われる勇気/岸見一郎・古賀史健
心理学の三大巨匠の1人とされているアドラー。彼の思想を「青年」と「哲人」という2人の登場人物が対話する形で解き明かしていく内容です。
率直な感想としては、2人の言い回しが所どころ難しく感じ、読み進めにくい本でした。私は何度も読み返さないと理解できなかったのですが、アドラー心理学の神髄を知るにはおすすめの本です。
ストレスフリー超大全/樺沢紫苑
この本を読んで、1:2:7の法則を知りました。
著者は精神科医である樺沢紫苑先生。ストレスフリーに生きるためのヒントが、科学的な目線で具体的に書かれています。Youtubeも毎日更新されていて、前向きに生きるための情報発信を多くされていますので、気になる場合はぜひチェックしてみてくださいね。
ゲシュタルトの祈り
2つ目に意識したのは【ゲシュタルトの祈り】という考え方です。これは、心理カウンセラーのラッキーさんという方のyoutubeを見て知りました。
ゲシュタルトの祈りとは、ドイツの心理学者フレデリック・S・パールズが創設した考え方です。
私は私のために生き、あなたはあなたのために生きる。
私はあなたの期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。
そしてあなたも、私の期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。もしも縁があって、私たちが出会えたのならそれは素晴らしいこと。
出会えなくても、それもまた素晴らしいこと。
引用元:ジョイセフコラム
つまり、私は私、あなたはあなた。
人の目を気にすることなく、相手にこびることなく、今ある状態を自然に受け入れることが大切だということ。誰からでも好かれる必要がないということです。
1:2:7の法則に通ずるものがありますね
相手に嫌われているかどうかを気にする毎日でしたが、「私はあの人に好かれるために生きているのではない!」と思えるきっかけになりました。
好かれたところで、私は相手のことが好きになれるだろうか?と考えると、その答えは決まっていましたので。
数年先の状況をイメージする
3つめは、数年先の状況をイメージすることです。
今の苦しい状況が、この先何年も続くことかどうかを考えてみました。
- 仮に幼稚園は3年間一緒だとしても小学校は一緒でしょうか?
- もし一緒だとしても今のように毎日顔を合わすでしょうか?
- 顔を合わす機会が今と変わらないとしても新たに人間関係が築けていないでしょうか?
など、今と全く同じ状況というのは考えにくいと思います。お互いに周りの人間関係にも変化があるでしょうし、今悩んでいることより別なことに悩んでいるかもしれません。
今と同じ状況はあとどれくらいなんだろう? と考えた時に、それがずーっと何年も何十年も続くことではないということを意識するだけで違ってきます。
「今は新たな人間関係の勉強をさせられている」くらいに留めるのが理想的です。
相手との関係を、長いスパンで捉えてみましょう
自分が恥じない行動をとれているか
4つめは、自分が恥じない行動をとれているかを考えることです。
相手の態度は素っ気ないないけど、じゃあ自分はそれと同じ対応をすることは正しいこと? と自分に問いかけました。
相手に媚びるわけではないですが、挨拶くらいは気持ちよくできる大人でいたいという考えがありました。なので、自分に明らかな非があるなら直接謝りたいところですが、素っ気なくされる原因がとくにないのであれば、堂々としていて良いんじゃないかと。
挨拶は自分からしていける人でありたいと思ったんです。
相手の良いところを探す
5つめは相手の良いところを探すことです。
私に対して冷たくても、その人には必ず良いところがあるはずです。そこを無理やり考えるようにしました。
今回のママさんでいえば、
- こちらから挨拶をすれば、一応し返してくれる
- 仲が良い人との会話ではたくさんの笑顔をみせる
- 子どもたちには気さくに話しかける
- いつもおしゃれな服を着ており、身なりがきちんとしている
という感じです。
相手の良いところを探すだけで自分の落ち込んでいたりイライラしたりする感情を静めることにつながりますし、相手の良いところを見つけられる自分って素敵だなと思える様になります。
実際、相手の良いところをみれるのは素晴らしいことですよね!
体調管理に気を遣う
そして、別の角度から大事だと思っていることがあります。
それが、体調管理に気を遣うことです。
なぜかというと、体調が悪かったり寝不足だったりすると、それだけでネガティブ思考になりやすいからです。人って、喉や頭がちょっと痛いだけでも辛いですよね。また、寝不足だとイライラしがちで気持ちに余裕も持てなくなります。
ただえさえ辛いのに、体調が悪いだけでもっと辛く感じてしまうかもしれないので、体調管理に気を遣うことも大事かなと思います。
私の場合、睡眠時間は8時間以上は必要です
その後、そのママさんとどうなったか?
気になるその後ですが、息子が年中に上がったのを機に園で会う機会が激減しました。何かしらの事情でバス通園に変更されたそうです。噂で聞いた程度で、あえて確認はしていませんが…。
今思えば、単に相手にとって私の存在というのは特になんでもなかったのかとも思います。好きでもなく嫌いでもなくいわゆる❝無関心❞に近かったのかもしれません。
1:2:7でいう「1」の人ではなく「7」の人だったのかも…。
「同じ幼稚園に通っており毎日顔を合わすのであれば、挨拶くらいは気持ちよくしたい」という考えの私と、「普段とくに話す相手でなけでば挨拶も別に必要ない」という相手の考えの違いだけだったのかもしれません。
…でも、やっぱり顔を合わせなくなり正直ほっとしています。
まとめ
いかがでしたか?
HSPは、相手の何気ない行動や言葉で傷ついた時、それが自分のせいだと考えがちです。私も最初は自分を責めました。自分が何かした訳ではないけど、きっと自分が相手にとって好ましくないオーラを出してしまっていたんじゃないかと思いました。
でも、自分に明らかな非がないのであれば堂々としていて良いし、相手に媚びることもないし、傷つく必要もないですよね。
最後に人間関係で悩んだ時の私のおすすめの考え方を、もう一度お伝えします。
もし、今あなたが人間関係で辛い状況にあるのであれば、上のどれか一つでも試してみてくださいね。
今ある悩みに対し、少しでも楽に捉えて前向きに生きていけるヒントになればと思い記事にしました。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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